妊産婦さんの痔

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妊産婦さんの痔 2019-01-25T10:05:33+00:00

妊産婦さんの痔

出産経験のある女性の約7割に痔の経験

妊娠すると、子宮が増大することによって、血管が圧迫、鬱血し、また腸の圧迫による排便障害(便秘)、妊娠中に分泌される黄体ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなり、便秘しやすくなります。さらに、食事、運動などの生活の条件が悪くなることで、痔になりやすくなります。一番なりやすい痔疾患は、痔核(いぼ痔)と裂肛(切れ痔)です。

出産経験のある女性の約7割に痔の経験があるという報告があります。
妊娠を迎える、妊娠中の女性はおしりの清潔に注意し、強く力まずに便通を整えて、便秘を避けるために食物繊維が豊富な食事(ヨーグルト、野菜、果物、山芋、わかめ、納豆、ごまなどがおすすめ)をとり、香辛料などの刺激性の食事は避けてください。それでも、便秘になったり、便が固い場合は、下剤を使用します。下剤にも種類が色々ありますので、適切な処方をしてもらうために早めに専門医を受診しましょう。

結婚前に思い切って手術を受けることも一つの手段

調子が悪くて、出血したり、排便後におしりから痔がでてきたり、おしりの周りが腫れたりすると、治療が必要となることがあります。妊産婦の治療は、できるだけ保存的治療(坐薬や内服薬等のお薬の治療)を試みます。お薬も妊娠初期での薬の使用は避けたほうがよく、妊娠の時期によっては、薬の成分でも使用してはいけないケースがありますので、必ず、医師に相談しましょう。
場合によっては、手術が必要なケースもあり、一般的に妊娠が安定している20〜32週の間に行います。

また、若い女性は、結婚、妊娠、出産などで、もともとあった痔が悪化して、症状が強くなる可能性があります。その際に、小さなお子さんがいたりして入院・手術行うことで、長期間家庭を留守にすることはなかなか難しいものです。そこで、痔の症状がある若い女性は、結婚前に思い切って手術を受けることも一つの手段だと考えます。手術は、症状によって異なりますので、一概には言えませんが、傷の治りや結婚の準備等を含めて、3ヶ月前には受診されることをおすすめします。

専門医には、女性医師がいますので、
悩むよりも、まず受診して相談されることをおすすめします。

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