腸閉塞(イレウス)【ちょうへいそく】

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腸閉塞(イレウス)【ちょうへいそく】 2019-01-25T09:26:24+00:00

腸閉塞(イレウス)とは?

腸閉塞とは、さまざまな原因で腸管の内容物がつまり、肛門側に移動できなくなった状態のことをいいます。おなかの痛みや吐き気、おなかが張ってガスや便が出なくなるなどの症状があります。

主な原因は?

腸閉塞には腸管の内容物が物理的に通らなくなる「機械的腸閉塞」と、腸管の血流や神経の障害で通らなくなる「機能的腸閉塞」があります。

1.機械的腸閉塞(イレウス)

  • 単純性腸閉塞
    単純性腸閉塞のほとんどは術後の腸管の癒着による癒着性の腸閉塞で主に小腸が閉塞します。また、大腸の閉塞は大腸がんによるものや便秘によるものが原因となって起きることがあります。症状としては間欠的な腹痛、嘔吐、排便や排ガスの停止、腹部膨満などがみられます。
  • 複雑性腸閉塞
    複雑性腸閉塞は腸管が捻じれて血流が悪くなる絞扼性の腸閉塞のことをいいます。腸管が捻じれるため突然の腹部の激痛が出現し、時折ショック状態となります。時間がたつと腸管が壊死してしまうため緊急で治療が必要となります。

2.機能的腸閉塞(イレウス)

  • 麻痺性腸閉塞
    腹部手術や腹膜炎による神経の障害で腸管運動の麻痺を引き起こします。
  • 痙攣性腸閉塞
    中毒などで腸管の一部がけいれんして内容物の移動に障害が生じます。

症状

緊急入院時の症状としては、腹部膨満・腹痛・悪心・嘔吐などです。

検査法

腹部単純X線検査、CT検査、注腸検査などが行われます。

治療法

輸液・栄養補給・化学療法などの全身管理下で、イレウスチューブにより吸引減圧療法を行うか、経肛門的チューブでの減圧を行います。また、腸閉塞(イレウス)の状態が強く、経過的に進展性が期待できない場合には、速やかに手術になります。